Wine Details

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  • 片丘メルロ2020アメリカンオーク

    片丘メルロ2020アメリカンオーク Sold Out

  • KATAOKA MERLOT 2020 AMERICAN OAK

    片丘メルロ 2020 アメリカンオーク

    長野県塩尻市片丘地区メルロ100%使用(自社栽培100%)

    価格:750ml¥3,900(税別) 参考価格
    品種 メルロ
    収穫地 長野県塩尻市片丘地区
    アルコール度数 12%
    ヴィンテージ 2020年
    タイプ ミディアムボディ
メルロイメージ

2019年にワイン醸造を開始したドメーヌ・コーセイにおいて初リリースの赤ワイン「片丘メルロ2019」(既に完売)は昨年、世界の最も優れた酒、新しい酒を選出するヨーロッパの品評会であるボルドー酒チャレンジにおいて最高金賞を受賞しており、今回発売の「片丘メルロ2020」はそのシリーズの2作目とあって多くの期待の声をいただいています。
最高級の樽で育成した魅惑の味わいをお楽しみください。

■アメリカンオーク
CANTON社(フレンチオークで有名なタランソーの米子会社)のグラン・クリュを使用しました。シーズニングはフレンチの最高級と同じ36ヶ月です。 このアメリカンオークは、ケンタッキーの澄み切った空のもとブルーグラスの牧草地、競争馬のパドック、タバコ畑に囲まれ3年間じっくり自然乾燥されます。 そして昔ながらのフランス式方法で製樽されます。 タイトな木目をとおし、ナツメグ、シナモンのアクセント、キャラメル、ブリオッシュ、トースティーなオークをあたえワインに優雅さ、繊細なバランスをもたらします。
トーストは全てミディアムとミディアム+です。

■ヴィンテージ
2020年の天候は、6~7月の長梅雨でブドウの生育が心配されましたが、8月の初めより一転し、晴天猛暑が続きました。日照量・積算温度も取り戻しました。その後、気温が下がり始めたのは9月中旬からでした。
それから、収穫時期までの気温寒暖差は充分で、ブドウの色付は非常に良くなり、良好な状態で収穫を行いました。(ブドウ収穫:10月上旬)

■醸造
約2週間の醸し発酵後圧搾し、ステンレスタンクでMLFを行い、1月に樽へ移して樽育成に入りました。
樽育成開始後、定期的に澱引きを行い、人工的な冷凍処理はせず、塩尻の冬1~2月の極寒時に樽セラーへ冷気を取り入れ、自然の冷凍処理を行いました。

2020年ヴィンテージは2回目の仕込みで、樽も100%新樽ではなくなり、一空き樽の使用も可能で、樽育成のバリエーションも増えました。
とは言え、まだ樽香は強い傾向にあるので、11カ月間の樽育成後、樽空け・瓶詰めをしました。(瓶詰め:2021年12月)

また、澱下げ・濾過等の処理は行わず、無濾過で瓶詰めをしました。
まだ樹齢5年のブドウ樹ですので、このブドウのポテンシャルを充分に引き出すには、余計な澱下げや濾過は必要ないと判断しました。(UNFILTERED)
澱下げしなくても口中でのタンニン分はスムーズで、滑らかに喉を通って行きます。

■瓶・コルク
瓶は2019年ヴィンテージに使用したフランス製のボルドレーズ・カプリスは入手困難になって来ましたので、日本製のボルドータイプ(アンティークグリーン)を採用しました。(カプリスより高さが低くなり、化粧箱や陳列棚に入り易くなりました。)
コルクは、コルク臭の心配のない、DIAM10(49mm)を使用しました。 日本で入手可能なDIAMではもっとも高品質な寿命の長い栓です。

昨年12月の瓶詰めですので、まだ瓶熟成はしていませんが、ワインも落ち着いて来ており、直ぐに飲んでも果実味たっぷりな樽香の漂うワインで美味しく飲めます。

■酒石
塩尻の冬は余り雪は降りませんが寒さが厳しく、1月中下旬~2月上中旬の朝はほぼ毎日氷点下になります。この寒さを利用して、樽貯蔵庫へ冷気を入れて自然な酒石処理を行っています。2月末には、1回目の澱引きをして酒石を取り除いています。
しかし、2021年1~2月はやや気温が高かったせいか、ラベリング(2022年2月)時には既に酒石の沈殿が瓶内に見られましたので、デカンテーションしてお飲み頂ければ美味しく頂けると思います。